【腸活のワナ/下痢】腸活で発酵食品を摂りすぎていませんか?

昨今の健康ブームの中で、「腸活」がとても流行り、発酵食品が注目を集めていますよね。
「腸活しています!」という方も多いのではないでしょうか?

腸内環境を整えるべく、ヨーグルト、キムチ、納豆、味噌などの発酵食品を積極的に取り入れる方が増えてますよね。

MIHO

ご自身で発酵食品を作ったり、毎日のように「腸活カフェ」でランチしている!という方も多いのだとか!

実は、腸活のために、発酵食品を摂りすぎることがが原因だとは気づかず、「下痢」などの症状に悩んでいる方が多いようです。
心当たりはありませんか?

発酵食品と腸活

発酵食品の効果と腸活ブーム

発酵食品は、腸内環境を整える効果があるとされており、健康意識が高まる今、とても人気がありますよね。
腸内には約100兆個もの細菌が存在し、そのバランスが免疫機能や消化、さらには精神状態にまで影響を与えると言われています。

過剰摂取がもたらすリスク

しかし、健康やダイエット目的で、発酵食品を過剰に摂取するとで、腸内環境に悪影響を与える場合もあるようです。特に消化器系が敏感な人や体質的に合わない人は、発酵食品を摂りすぎると下痢や腹痛を引き起こすことがあります。これは、発酵食品に含まれる酸味や辛味、塩分が原因の可能性があります。

また、発酵食品を摂取することで腸内の発酵が過度に進み、ガスが溜まりやすくなったり、腸内のバランスが崩れてしまうことも考えられます。下痢などの不調が続くようであれば、腸活の方法を見直す必要があるかもしれませんね。

アーユルヴェーダから見た発酵食品

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダは、インド発祥の伝統医学で、5000年以上の歴史を持つ自然療法です。
食事や生活習慣、季節や体質に応じた暮らしの知恵が詰まっています。

「アーユルヴェーダは日本人に合わない」とは本当か?

"アーユルヴェーダ"は本当に日本人に合わないのか?既に"アーユルヴェーダ"は日本に落とし込まれています。

アーユルヴェーダでは、心身や自然環境などを「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのドーシャ(エネルギー)で構成されると考え、それぞれのバランスを保つことで健康を促進したり、若返りを目指したりします。

発酵食品についても、体調や体質によって、摂り方の教えがあります。

ピッタを上げる発酵食品

発酵食品は、アーユルヴェーダにおいて「ピッタ(Pitta)」を増やす性質を持つとされています。
ピッタは火と水のエネルギーを併せ持ち、主に消化や代謝などを司りますが、これが過剰になると体内の熱が増加し、炎症や下痢、老化促進を引き起こすリスクが高まります。

発酵食品は、発酵する過程で熱を発生させますし、辛味や酸味があり、それがピッタの火を燃え上がらせます。

ピッタ体質の人や、ピッタが上がりやすい生活をしている人は、元々消化力が強く、熱がこもりやすい傾向があります。
その状態で、さらに発酵食品の摂取が多すぎると、ピッタが増大し、胃腸が過度に刺激されて下痢などの胃腸の不調を引き起こしてしまうということです。

また、気温が高く湿度が高い季節や、辛いものや酸味の強い食事が続く場合も、ピッタが過剰になりやすいので、発酵食品の摂りすぎには気をつけた方がいいですね。

MIHO

私は普段から味噌汁を摂るようにしているので、すでに発酵食品を摂っていると捉えて、それ以外の発酵食品は無理に取り入れていません。
とはいえ、キムチが合う食事や、朝ごはんに納豆を摂ることもありますが、それが続かないように意識していますよ!

特にこんな人は、発酵食品に注意!

ピッタ体質の人

繰り返しになりますが、ピッタ体質の人は発酵食品に対しては、特に注意が必要ですね。
ピッタが過剰になると、下痢や胃痛、口内炎、皮膚の炎症などが起こりやすくなります。
老化も早まると言われています…!

消化器系が敏感な人

消化器系が弱い人や、過去に腸のトラブルを経験したことがある人も、発酵食品の摂取には慎重になっていただくことをオススメします。

腸が敏感な状態で発酵食品を摂り続けると、消化器官に過剰な負担がかかり、腸内のバランスが乱れて下痢を引き起こす可能性があります。

場合によっては、精神的なトラブルにまで発展する可能性があるようなので、よく自分の体と向き合ってくださいね。

ストレスが多い人

アーユルヴェーダでは、ストレスもピッタを増加させる要因の一つとされています。
日常生活でストレスを多く感じている人は、ピッタが過剰になりやすいため、発酵食品の摂取にも注意が必要です。
ストレスが溜まっている時期には、発酵食品を控えめにし、心身をリラックスさせることが大切です。

MIHO

とはいえ、ストレス社会の現代。

ストレスを受けずに生活するのは難しいですよね。

アーユルヴェーダは、実はヨガの姉妹科学なんです。
ぜひ、ヨガや瞑想を取り入れて、ストレスをリリースできるような生活をしましょうね。

さいごに

腸活を通じて発酵食品を取り入れることは、腸内環境を整える上で有効でかもしれません。

ただ、過剰摂取や、体質や状況によっては逆効果になることもあります。

特にアーユルヴェーダの観点からは、発酵食品がピッタを増やし、下痢や消化器系のトラブルを引き起こすリスクがあるため、自分の体質やその時々の体調、気候をよく観察しながら摂取量を調整することが大切ですね。

腸活はあくまでバランスが鍵。
発酵食品も「ほどほど」に取り入れ、バランスよく、自分に合った健康法を見つけていきたいですよね。

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