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マタニティヨガマットの選び方|厚手8mm以上が必須な理由

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「ヨガマットなら家にあるけど、マタニティでもこれで大丈夫?」

妊娠が分かったとき、多くの方がこんな疑問を持たれます。

結論からお伝えすると、普通のヨガマットでマタニティヨガを続けるのは、あまりおすすめできません。理由は、妊娠中の体の変化にあります。

私はRYT500(全米ヨガアライアンス上位資格)を保持するアーユルヴェーダセラピストとして、サロンで多くの妊婦さんと接してきました。「マットを買い替えてから、ヨガが楽になった」というお声をたくさんいただきます。

このページでは、マタニティヨガに「厚手マット」が必須な理由 と、失敗しない選び方をお伝えします。


普通のヨガマットとマタニティ用の違い

項目 普通のヨガマット マタニティヨガマット
厚さ 3〜6mm 8〜15mm
重視するポイント グリップ力 クッション性
素材 PVC・TPE TPE・NBR推奨
サイズ 173cm × 61cm 同じ or やや大きめ
価格目安 1,500〜5,000円 3,500〜10,000円

最大の違いは「厚さ」と「素材」 です。


なぜ妊娠中は「厚さ8mm以上」が必須なのか

理由は3つあります。

1. 関節への負担を軽減するため

妊娠中は 「リラキシン」というホルモン が分泌され、出産に向けて関節と靭帯がゆるみます。これは赤ちゃんが産道を通れるようにするための自然な変化ですが、普段より関節を痛めやすい状態 にもなっています。

膝立ちのポーズや四つん這いのポーズで、薄いマットだと膝と手首にダイレクトに体重がかかり、痛みの原因になります。8mm以上のクッション性が、関節を守ってくれます。

2. お腹への衝撃を吸収するため

妊娠中期以降は、横向きで休むポーズが増えます。床が硬いと、サイドラインに体重がかかったときにお腹が圧迫される感覚があり、リラックスできません。

厚手マットは 「お腹周りの安心感」 にも繋がります。

3. 床冷えを防ぐため

意外と見落とされがちですが、床からの冷え は妊婦さんにとって大敵です。

アーユルヴェーダの観点からも、妊娠中は「ヴァータ(風のエネルギー)」が乱れやすく、冷えはこのヴァータを悪化させる最大の要因。厚手マットは床冷え対策にもなります。


マタニティヨガマットの選び方|5つのポイント

① 厚さ:8mm以上、できれば10mm

最低ラインは8mm。妊娠後期は10〜15mmの極厚タイプもおすすめです。

ただし厚すぎると バランスを取りづらくなる デメリットもあるので、「立位ポーズが多めの方は8mm/座位や寝位中心の方は10mm以上」が目安です。

② 素材:TPE or NBR(PVCは避けるべき)

素材 特徴 マタニティ適性
TPE 軽量・におい少ない・リサイクル可 ◎ 第一候補
NBR 厚手で柔らかい・低価格 ◎ クッション重視ならこれ
PVC 安価だが化学臭が強い ✗ 妊娠中は避ける
天然ゴム 環境に優しいがにおいが強い △ におい敏感期は避ける

妊娠中は嗅覚がとても敏感 になります。買って広げた瞬間に「うっ」となるマットだと、ヨガどころではなくなってしまいます。TPEかNBRを選んでおくのが安心 です。

③ 滑り止め加工

汗をかいてもズレない、両面ノンスリップ加工のものを選びます。妊娠中の転倒は絶対に避けたいので、グリップ力は妥協しないでください。

④ サイズ:標準(173cm × 61cm)でOK

身長が高い方(165cm以上)は、長めの183cmサイズが快適です。

⑤ 重さ:3kg以下が理想

妊娠中はマットの持ち運びだけで腰を痛めることもあります。自宅置きならまだしも、スタジオに通う方は2kg台のものを選びましょう。


妊娠時期別の使い分け

時期 おすすめ厚さ 重視するポイント
妊娠初期(〜15週) 6〜8mm 普段のマットでもOK
妊娠中期(16〜27週) 8〜10mm クッション性をアップ
妊娠後期(28週〜) 10〜15mm 横向きで使うことが増える
産後 8mm 骨盤ケア・授乳の腰サポートに

おすすめのマタニティヨガマット【価格帯別】

コスパ重視:3,500〜5,000円

NBR素材10mm厚タイプ。1万円以下でしっかりしたクッション性が手に入る価格帯。マタニティ期だけ使うつもりなら、この価格帯で十分です。

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長く使う派:6,000〜10,000円

TPE素材8〜10mm厚。産後・育児期も使い続けるなら、耐久性のある中価格帯がおすすめ。Manduka(マンドゥカ)の薄手モデル + 滑り止めラグ という組み合わせも人気です。

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本格派:10,000〜20,000円

Manduka PROシリーズ・suria(スリア)プレミアム など、一生モノとして長く使えるブランド品。「ヨガを生涯の習慣にしたい」と決めた方には、ここから始めるのもあり。

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アーユルヴェーダの視点|マットは「自分の聖域」

アーユルヴェーダでは、毎日の習慣を「ディナチャリヤ(一日の儀式)」と呼び、心身を整える基盤として重視します。

ヨガマットは、その儀式の 「場所」となる聖域 のようなものです。気に入ったマットを選んで、毎日その上で呼吸を整える時間を持つ——その積み重ねが、妊娠中の不安・不眠・冷えを優しく整えてくれます。

「妊娠中の10ヶ月だけだから安いものでいい」ではなく、「これからの子育てと一緒に長く使える一枚」 という視点で選んでみてください。


まとめ

ポイント 推奨
厚さ 8mm以上(後期は10mm以上)
素材 TPE or NBR(PVCは避ける)
滑り止め 両面ノンスリップ
サイズ 173cm × 61cm(高身長は183cm)
重さ 3kg以下が理想

マットは マタニティヨガの「土台」。妥協せずに選んでほしいアイテムです。


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